アラトー広場 アラトーは「山脈」の意味 奥には修理中のマナス王像と国立歴史博物館 「マナス」はキルギスに伝わる世界最長の民族叙事詩で 千年前のマナス王家の物語 ビシュケク キルギスタン
オシュバザール ビシュケク キルギスタン 15/7/2016
キルギスの伝統音楽演奏 中央の二人が使う楽器はコムズ(三味線)で アプリコット製 アクケメ ビシュケク
博物館のあるロシア・スラヴ大学
キルギスの名には「40の民族」の意味が込められている 日本人がヴィザ無しで行ける唯一のトルキスタンの国 親日度がわかるというものです
イシククル湖周辺の考古学遺跡分布図 (館内展示) 16/7/2016
小さな付属博物館ですが全てオリジナル
種.モミを入れたソグドの土器 イシククル湖底遺跡から出たサカ族(スキタイの1派)・フン族・ソグド族の生活用品の展示がある
スイヤブ「砕葉鎮」の漢字が刻まれる(右2行目)ステラ
この発掘でアク・ベシム遺跡が 7Cに玄奘三蔵が訪れた「素葉城」であると証明された
台座に双獅子の三尊像
マルタ十字が刻まれるステラ
431年エフェソス公会議でネストリウス派はキリスト人間説を唱え 異端とされ 435年追放される ネストリウス派キリスト教は 当時東ローマ帝国と対立するササン朝ペルシャに受け入れられ ネストリウス派キリスト教徒はペルシャ交易商人とともに東進し 北魏の都洛陽で景教(寺)と融合したとの説がある ずっと後に 空海もマルコポーロも中国で景教徒を目にすることになる
アラ・アルチャ自然公園 入口 山ヤギの像が立つ
反対側にある ユキヒョウの像 17/7/2016
アラ・アルチャ自然公園 アルチャとは「モミの木」
(上) コロナ山 4400m
(左) 天山の支脈 万年雪のアラトー山脈の峰々
何かを咥えたリスが一目散に前を横切る
ヒノキ科ビャクシン属
こちらでは聖木
燃やして煙を出し 占いやお祓いに使われる
山の急斜面を移動するヤギの群れに出会う
幹が細く分かれる ヤナギ
ピンク色の シロツメグサ shamrock
キイチゴ
ブルーベリー
キク科の花
ヤナギラン
ノイバラの実
メタカラコウ
アラ・アルチャ自然公園 天山の雪解けの渓流が 岩の瀬を勢いよく流れる 17/7/2016 キルギスタン
アラ・アルチャ自然公園 アラ・アルチャ川 とアク・サイ川の合流点 17/7/2016
沿道の回族の露天商 ハミウリ スイカ モモ ブドウ リンゴなど果実や野菜がカラフルに積まれている
アク・ベシム遺跡 仏教寺院跡 6C頃 ソグド人(ペルシャ系)の築いた都城で 7Cには突厥(チュルク系)の支配下にあった
ゾロアスター納骨堂、ネストリウス派教会跡、仏教寺院跡が点在
840年に突厥・回鶻(ウイグル)ウイグルが崩壊しアルタイ語系 チュルク人のモンゴルからアナトリアへの大移動が始まり 10Cにはアラル海周辺に至る 11Cにはアッバース朝を抑えてチュルク系のセルジュク朝が拡大 キルギスタン
7C インドを目指した「玄奘三蔵」がこれより先の通行の許可と安全を求めて西突厥の王ヤグブカガンと会ったとされる「素葉城」のあった所(スイヤブの遺構) 四方は日干しレンガの城壁で囲まれていた 因みに唐の詩人李白の出身説もある
アクベシム(スイヤブ)
トクマク キルギスタン 17/7/2016
ブラナの塔 10C~13C カラハン朝 (ペルシャ系のサーマーン朝を破りできたチュルク系最初の王朝) の東の都であった チュイ川流域の バラサグン 東西のトルキスタンを支配するが 12C東のカシュガルがカラ・キタイに滅び 13Cにはカラハン朝西の都サマルカンドがホラズム・シャー朝に滅ぶ トルコ・イスラム文化の定着期
トクマク キルギスタン
(上) 野外博物館に展示される石人像(バルバル)は キルギスの各地より集められたものです 右手に馬乳酒の杯 左手に剣 6C以降の 突厥の戦士の墓標とも言われる 石人の顔形はまちまちでユーモラスです
(上) カラハン朝 の東の都 バラサグン モスク、ミナレット、霊廟などの 都の中心部の創造再現図
ブラナの塔は 11C建立当初45mの高さであったが今は24mで傾いている ブラナはミナレットを意味する
ブラナの塔 とベラサグン遺跡 トクマク近く キルギスタン 17/7/2016
チョン・ケミン渓谷のフラワーハイキング チョン・ケミン 18 /7/2016
渓谷というには少し広く 盆地みたいな牧歌的なところです チョン・ケミン渓谷 18/7/2016
キク科 チコリ
シベナガムラサキ と セリ科の白い花
シソ科 ハナハッカ
ヒルガオ
チョン・ケミンの村風景
青い花はチコリ
たくさんの蜂の巣箱が並ぶ 蜜の花はセージ、オレガノ、エスパルツェ、ツナガクハギ、ハルザキヤマガラシなど
夏の草花が咲き乱れる草原
産地直売の養蜂家
「天山の青い真珠」イシククル湖 クルージング 南岸の背景は天山山脈 (テルスケイ支脈)18/7/2016
北岸にあるチョルポン・アタの観光港 ロシア、カザフスタン、ウズベキスタンからの避暑客も多い
MAX15ノットの遊覧船のコックピット
18/7/2016
イシククル湖北岸 チョルポン・アタ北斜面にある岩絵野外博物館 湖の向うはテルスケイ・アラ・トー
(キルギス語で太陽のあたらないやまの意味)が見えている
岩絵(ピトラグリーフィー)は4000年
前からのものとされている
約900個の石(花崗岩)に番号がうたれ見学コースができている 石の上に乗ると注意されます! 18/7/2016
山の麓まで岩絵の石が広がる クンゲイアラトー向うはカザフスタン
サカ族の岩絵には左上に弓をひく人、中央にヤギ、右上に3匹のユキヒョウが描かれている
イシククル湖の日の出 残念ながら雲で見えず モネ「印象・日の出」の配色とタッチ に迫る!
対岸まで続くような湖の桟橋 湖水の透明度は20mバイカル湖に次ぎ世界第2位 標高1609m
湖畔の牧場 19/7/2016 カラコル
枝葉を巻き付けた箒で早朝の掃除
夏のゲレンデ頂上(標高3060m)からの風景 カラコル スキー場
リフトの両側にはモミの木が屹立する
どこからか牧童が馬でやってきて チップにありつくが 純情な子でした
遠くにイシククル湖と天山
ヤナギ(コウリン)タンポポ
キンポウゲ カラコル スキー場
スキタイの墳墓(クルガン)群の遺跡 スキタイはBC8C~BC6Cにウクライナ
を中心にステップロードを活動したペルシャ系遊牧騎馬民族 この辺でも生活し 貴族の墳丘墓群を残している
山側にも別の墳丘 手前に写っているのはゴボウの花 ゴボウはユーラシア原産で日本には薬として入ってきて 改良されて根を食べている こちらでは家畜用 ヨーロッパでは若葉をサラダとして食べているみたいです
イシク・クル湖は不凍湖で キルギス語で「熱い・湖」の意味で 大唐西域記にも「熱海」とある 湖の最大深度は720m
私の好きなシルクロード作家の井上靖氏はここには来られなかった
仙人草の群生
ガガーリンの像 彼はこの渓谷に何度か来ている 後方には「ユキヒョウの涙」滝が見える
バルスコーンの渓谷は標高2200m
この渓谷の奥には カナダと合弁で金が採掘されていいるクムトール鉱山があります また玄奘三蔵が天山南路のアクスから ベデル峠(4284m現在閉鎖中)を北へ越えてこの渓谷を下リ 西突厥の交易都市スイアブを目指した
ガガーリンのモニュメント シャルキラトマ川 バルスコーン渓谷
1961年有人宇宙飛行に成功 1968年飛行機事故で死亡
鷹匠 今使っているのは"鷲"
獲物の兎を捕らえた直後
翼を広げると1メートル以上にもなる 現在鷹匠は50人位いるそうです 夏の観光シーズンは日に1~2回ショウをして 冬は本当の狩りをするそうです 頭にはキルギス伝統の(アク)カルパックというフェルト製の帽子をかぶる 20/7/2016
フタツコブラクダの親子(たくさん放されていますが野生ではありません) 20/7/2016
遠くの山沿いに放牧のヤク
一面がラベンダー セージ
こちらのミツバチはデカイ !
麓から登ってきたサイクラー 峠までもう少し
マツムシソウ
シュルマハウセニア 毛で被われている
斜面のお花畑 フウロソウの群生
リンドウの花
キキョウ科ホタルブクロ
峠を越えると大草原が待っていた
ユルタの似合う草原 20/7/2016
青い湖面に夕焼けが映えるソン・クル湖 標高3016m 20/7/2016
夕日にほの白く輝くエーデルワイズ ソン・クル湖 20/7/2016
冷気がはりつめ 月が残る早朝のソン・クル湖畔 BC2C 前漢の武帝が張騫を遣わし求めた名馬「汗血馬」ゆかりの地「大宛国」のフェルガナはここから近い 21/7/2016
放牧民のおばさん
ソン・クル湖 21/7/2016 キルギスタン